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ガッハークじいさんの紹介

若い頃は船乗りとして、世界中を旅してまわったガッハーク。
気性は荒いが、心優しく絵を描くのが大好きで、行く先々の港町にたくさんの仲間がいました。他の街で描いた絵を、次に訪れた場所の仲間たちにプレゼントするのが秘かな楽しみで、「ちょっと前に水補給で立ち寄った街なんだがな・・・。」という生き生きとした街の説明と、鮮やかな絵の具で描かれた作品を、仲間たちも心待ちにしていました。

ガッハークは照りつける日差しの下、毎日のように甲板で汗を流しながら、休憩時間には海鳥たちが自由に空を飛びまわる様子を、寝転がって眺めているのが好きでした。そしていつしか「俺もあいつらみたいに、いつか自由に空を飛んでみたいもんだなぁ。」と、大空に対する憧れをもつようになりました。

そんなガッハークも30代半ばに差しかかったある嵐の夜、他の船員と共に船上で吹き荒れる波風と必死に格闘していましたが、ついに一番太いマストが折れて倒れその下敷きとなり、右足に重傷を負ってしまいます。(今でも右足を引きずって歩いているのはそのためです。)命こそ取り止めましたが、その事故のおかげで船乗りとして二度と船に乗ることが出来なくなってしまいました。

失意のどん底で荒んだ生活を送るガッハーク。お酒におぼれ、盛り場をはしごしては、時間だけがただただ虚ろに流れていきました。

ある日いつものように防波堤で寝転がり、ぼんやりと空を飛ぶ海鳥を眺めている内に、船乗りとして世界を飛び回っていた頃に胸に抱いた、大空に対する憧れがあったことをふと思い出します。そして日が経つにつれて「いつか本当に空を飛んで、世界中の仲間たちにもう一度会いに行きたい。」という思いが抑えきれなくなり、実際に独学での気球づくりに没頭し始めるのです。

その夢をもってから、ガッハークは変わりました。絵が趣味だったデッサン力を活かし、設計図を書いては実験を繰り返す日々。失敗に次ぐ失敗の中、それでも頭に浮かんでくるのは、港町で待つ仲間たちの弾ける笑顔です。「いつか必ず彼らに会いに行く!」その強い思いだけが、暗闇でもがく彼を支えていました。

試行錯誤を繰り返し、希望と絶望の連続だった気球づくりも、気付けば6年の歳月が流れました。そして7年目のある晴れた日の午後、待ちに待った瞬間が訪れました。ついにガッハークの気球が見事に空を飛んだのです。

その昔、船でまわった港町を、今度は気球に乗って訪れるガッハーク。涙の再会がたくさんありました。そして訪れた先々で仲間たちが、船乗り時代のガッハークからプレゼントされた絵を、大切に額に入れて飾ってくれていたことを知るのです。絵が残っていたことで、誰もがガッハークのことを忘れずに、鮮明に覚えていてくれたのでした。

気球の旅を終えたガッハークは、家に戻ると子供たちの絵を額に入れて、大切に飾るようになりました。どうしてそんなに沢山の子供の絵を飾っているのかと客人に聞かれたとき、ガッハークは次のように答えたといいます。

「愛情とは、関係を断たぬこと。それを仲間から教わったんじゃ。これからどんな未来が待っていても、この絵が残っている限り、子供たちはこの場所で過ごした時間のことをきっと忘れんじゃろ。」と。

さぁ あなたも、ご自身やご家族が描いた絵、また思い出のチケットや旅先の記念品などに「額装」という魔法をかけて、大切な時間の記憶として飾ってみませんか?

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